【御願所参り】・・・・・・・・・・Page36


オシリガフ(昨年一年の礼事)と立願(今年一年の願事)のお参りに
パートナーと御願所を巡って参りました。

本当は、新年に入り、もっと早い時期に行わなければいけないのですが
クジラ船で連日海に出て居ましたので、この時期になってしまいました。

私自身は、
二年前に久米島住人となり、この行事の参加は今年で二度目。
昨年は訳も解らず、無我夢中でした。
今年は要領も掴み、少し気持ちに余裕を持って、
久米島の神様とお話出来た気がしていています。



昨年の皆の無事を報告し、お礼を申し上げ、
今年の皆の無事を見守って頂ける様に、お願い申し上げる。



内地には殆ど無い、沖縄ならではの年中行事のようです。


〔ヒノカンの神様〕
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我が家の台所に祀っている神様です。
パートナーは、毎朝この祭壇に手を合わせ、今日一日の皆の無事を願い、仕事に出掛けます。


〔天后宮の神様〕
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俗にブサードーと呼ばれ、清の乾隆二十一年六月、舟封使全魅周煌等の乗船が
真謝泊の外で遭難し、一行二百余名は村民の救助によって、無事上陸して仲里間切蔵元に入り、
約二週間歓待を受け、無事船を修復して那覇港に向かう事が出来た。
ブサードーは、この時の神佑を謝する為に創建されたものである。
1956年2月重要文化財として県から指定を受けています。

建物様式が沖縄独特のものであり、一歩中に足を入れるだけで、
神聖な気持ちにさせられる御願所です。


〔真泊の神様〕
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真泊港の少し外れに祀られ、港の安全を見守って下さっています。
何時も何事もなく港に帰ってこれるのは…
神様のお陰だったんだなぁ~と、しんみりさせられます。


〔トンバラの神様・鳥の口の神様〕
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トンバラ・鳥の口自体が神様であり、御願所はありません。
展望の良い所から、トンバラと鳥の口の神様に手を合わせます。

トンバラには以前から、事あるごとに手を合わせていました。
あの大岩には…手を合わせずには居られない何かがある様な気がしてなりません。
やっぱり、神様が居らっしゃったのですね。


〔アーラの神様〕
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アーラ浜の草木の雑踏の茂みの奥に、ひっそりと佇む御願所。
毎年、人道を探すのに失敗し、草木を掻き分け草まみれになりながらのお参りです。


〔空港の神様〕
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久米島空港の敷地の横の山中の中に御願所があります。
久米島空港内での皆さんの無事を何時も見守って下さっているのでしょう。


〔ミーフーガーの神様〕
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あの岩は、自然に出来上がったとは思えない程の微妙な形の大穴。
ひょっとしたら…神様が創り上げたのかもしれませんね。
そんな事を思いながら、神聖な気持ちで、今年は手を合わせていました。


〔観音堂の神様〕
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外周りの最後として、観音様に参拝です。
建物内には、なにかこう言葉では表せない空気が漂っています。
神様に包まれて、自分を判じられているような錯覚に見舞われます。

無の気持ちになり、無心に手を合わせた…私です。


〔ヒノカンの神様〕
我が家に戻り、外回りのお参りを無事終了させて頂いた事をご報告します。

後は、家周りです。
家庭内のトイレ・家の玄関・ショップ内のトイレ・ショップ玄関・作業場入口と参り、
最後に敷地の東西南北と中央で参ります。

そして最後の最後に、
ヒノカンの神様に、全てのお参りが無事終了させて頂いた事をご報告し、感謝を述べます。


以上のお参りを、この日は約六時間程掛けて行いました。


この御願所巡りを毎年行っている内地人は、久米島では殆ど居ないのでは無いかと思います。
(私が知っている限り、殆どの方が島人の方々です。)
実際の御願所は、この数倍も久米島に点在し、全ての御願所を参ると三日間程掛かってしまうそうです。
全てを三日間程掛けて参る島人は、今現在の久米島にも数える程だそうです。

島人に近づきたい。
海人に近づきたい。
この久米島で生き抜きたい。
久米島に骨を埋めると覚悟した…彼。
パートナー…川本剛志。

私も、彼と共に、この先ずっと…
このお参りに同行したいと思います。


何時の日か…私も、島人に近づけますように。
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by paginate | 2009-03-07 18:03 | Island-Chapter

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